第61〜90話

□残念な脳ミソ
4ページ/8ページ

『二番…レフト…秋山』



なつみ「先輩が出てるし…しっかり進塁打は打たないとね」



二番バッターは…以前、渉をピッチャーフライにまで追い込んだ秋山なつみ。
ピッチングの腕は見られたがバッティングの方は…。




『ネクストバッターは二番バッター秋山!!一年生の女の子だからに力勝負ではやや不利か!?』



なつみ「………」



なつみは右打席に入るとバットをかかげスタンダードな構えを見せる。



大宮「(ランナーを一塁に置いた状態で一年生の右打ち…ノーアウトだし送りバントの可能性は濃厚だが、バットを前に出すそぶりは見せないしランナーに何かしらのサインを出したわけでも無さそうだ)」


大宮は相沢にサインを出さず、そのまま横目でファースト方向を見た。



暁「リーリー!!リーリー!!」


大宮「(ランナーの暁は駿足だ…少なくともウチの東や一条よりも速いだろう。ランナーに走らせてバッターの秋山がスイングする盗塁だったら…悔しいがオレの肩は二塁で刺す自身が無い…どうする!?)」



『長い長い間をとるブルーブレイスのバッテリー!!早くしてくんないと実況できませんよ〜!?』



大宮「(相沢は球威があるタイプのピッチャーでも無いからな…仕方が無い)」
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ