第61〜90話
□途中下車
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7月の某休日…。
夏の大会の予選を来週に控えた如月学園野球部のメンバーは練習に追い込みをかけていた。
【如月学園第一体育館】
大宮「ファーストォ!!!」
ガキィイィン!!!
黒金「くっ!!」
パシッ…!!
大宮「ショート!!」
ガキィイィン!!!
小山「そぉい!!」
パシッ…!!
大宮「その他の外野!!」
ガキィイィン!!!
河原「ってオイ!?」
羽原「扱い酷ッ!?」
東「うひゃー…」
暁「やる気なくなるわー…」
ついにブルーブレイスと生徒会が混合しての練習を開始した如月学園新生野球部の面々。
広い第一体育館を使用しているだけに練習の充実感は良いものがあった。
ACT。]C
【途中下車】
大宮「よーしっ次はバッティングに入るからファーストからポジション順にマシン相手に打てよ、順番がまだのやつは自分のポジションで守備につけ!!」
小山「おいーっす!!」
東「っしゃー!!」
【第一体育館室内ブルペン】
相沢「…!!」
ガバッ…ビュン!!
ググググ…
なぎさ「……」
パァアンッ!!
体育館スタンド下に位置する室内ブルペンでは投手陣が投げ込みを行っていた。
なつみ「どう?なぎさ…相沢先輩のボールを受けた感触は」
なぎさ「なつみの球とは球筋が違うしコントロールはあるけど…やっぱり変化球がいいわね」