第91〜120話

□スーパー麒麟枠
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清本「まさかな…」


松岡「………」




『4番…サード…清本』




得点圏にランナーを置いてから2アウトまで稼いだ星北ヶ丘の守備。ここにきて四番の清本を向かえてしまう。




ソフィ「(コイツさえ抑えればピンチは脱出ですぐに攻撃に移れル。…前の打席も抑えたんだから討ち取れるはずだヨ)」


脇坂「ソフィ敬遠だ!!コイツはヤバい…西強の中でも格が違う。2アウトで一塁が空いているんだからムリに勝負する必要は無い」



清本がバッターボックスに入ってバットを構えるとサードから脇坂が叫んだ。



ソフィ「………」


清本「(賢明な策だ…もしコチラが向こうの立場でも間違いなく敬遠するだろう)」


脇坂「ソフィ!!」


ソフィ「…悪いけど…ココは勝負だヨ」


脇坂「…!?」


ソフィ「せっかく流れがコッチに向いてきたのに、わざわざそんな弱気な策は無いネ」


脇坂「なに…!?」


ソフィ「今のソフィは絶好調ネ…信じてほしいヨ」


脇坂「………」



バッターボックスに清本を向かえても敬遠を拒んだソフィ。
どう考えても成功率の低い無謀な策だが、マウンドに登っているこのピッチャーの度胸はその少ない確率を引きよせることができるのだろうか…。



ソフィ「………」

ガバッ…ビュン!!



ピンチの場面でソフィから清本に対する初球
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