第1〜30話
□西東の失敗
2ページ/5ページ
河原「(先の走力試験で見せた小山のタッチをかわす超人的な反射神経と動体視力…。守備力は小学生並だが、少なくともバッティングは違う。そうでもなければガッカリだ…ていうか取り柄が無いことになる(¬_¬;))」
蛇島「…なに!?天見の球を受けたくないだって?」
西東「はい。でも…正確に言えば受けられないんです」
蛇島「どうしてだい、さっきまでは友沢の球を受けていたじゃないか。もしかして…ケガ?」
西東「オレが渉びいきだという事を、先輩は知っていますよね?」
蛇島「…なるほど」
西東「…そうです。他の受験生相手ならともかく渉が相手なら、意識していなくともミットを甘いコースに構えてしまい公平な勝負にならないかもしれないから…だからオレは帝王実業のキャッチャーとしてそんなことは決してしてはいけないと思っています。…下ろさせてください」
瀬戸内「(゚ω゚ノ)ノ」
西東「うおっΣ」
蛇島「いつからココに!?」
瀬戸内「さっきだ…道具を取りに来た」
西東「あ…ああ、バットとメットならそこのボックスに入ってるから持って行け」
瀬戸内「ああ…すまない。聞いてはいけない事だったのかもしれんな…」
西東「なっ…渉!?」