第1〜30話
□二つの勢力
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相沢「それだけじゃない…実は…」
………
【如月学園グラウンド】
河原「はぁあ!?一条と生徒会がもともと如月学園野球部!?ウソだろォオ!?」
なかなかアホみたいな驚き方を見せた河原。リアクションがちょっと小山みたいだ
羽原「本当だ…マジなんだ…」
河原「だとしたら…まさか」
羽原「ああ、一条が最近一年を狙って情報を集めているのは仲間に入れるため。生徒会と戦うための兵隊を集めるためなんだ」
河原「じゃあ…オレらの能力を計っていたのは?」
羽原「それは一条が勝った場合、一条をキャプテンにした男女混合を認められた野球部ができるから。その後のための采配用だろうな…一条はよく言ってたよ、打てる外野手が欲しいって」
河原「…まさか…だとしたら今の勝負は瀬戸内の能力を計るためなのか!?ヤバい…あの相沢ってやつに連れてかれた瀬戸内が一条の手に!?」
羽原「…それは無いよ」
河原「…!?」
羽原「自分や一条は…もう相沢との関係を絶っている。一年前…夏の大会を目前にした野球部に起きたあの事件をきっかけに」
河原「一年前…?」
羽原「ああ…その時は自分や黒金、一条や相沢…もちろん今の生徒会も同じ野球部に所属していたんだ」
河原「ウルサそうだなν」
羽原「うん…まあ、ねν」
河原「で、一年前の野球部に何が…」