第1〜30話
□二つの勢力
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【流奈様ファンクラブ本部…もとい生徒会室】
武内「………」
星月「会長…」
武内「………」
星月「生徒会長!!」
武内「え?あ…何」
星月「どうしたの夏樹?さっきからジーっとグラウンドなんか見ちゃって」
武内「ううん…ちょっと去年のこと思い出しちゃってね、覚える?去年の四月、野球部に一条が入部してきた時のこと」
星月「うん…あの時は初めて後輩ができて嬉しいやらたいへんやらだったよね」
武内「みんなで一生懸命になって練習して…楽しかったよね」
星月「…一刻も速く、あの時の楽しさを取り戻さないとね」
暁「先輩〜ひどいでぇ、うちをのけ者にしおってからに2人で楽しそうにぃ」
武内「七海ちゃん…」
星月「べつにのけ者になんかしてないわよ(´∀`;)」
暁「じゃあ何の話してたん〜?」
武内「昔話ですよ、聞きたい?」
暁「聞きたいわ〜♪」
星月「七海ちゃんは去年の秋からだもんね、まだ話したことなかったかも…?だったらちょっと長くなるからね、お茶でもススりながら話そう」
暁「わぁ〜ごっつう楽しみやぁ〜(。・д・。)ドキドキする」
武内「楽しいのは最初の方だけよ?聞きたくなかったら止めるから言ってね」
暁「大丈夫大丈夫、うちはタフやから最後まで聞いちゃうわ。ささ先輩〜早よ早よ」
星月「はいお茶」