第１〜30話
□Ｎ２バッテリーvs渉
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高津｢当たり前ぢゃん!!なつみこそ失投なんかしないように気をつけなよ!!｣
なつみのバッテリー的な位置のキャッチャー…高津なぎさ｡彼女はなつみと渉を挟むようにポジション取りをし､なつみに向かって声を上げながら座った｡
瀬戸内｢…ｸｨｸｨ｣
高津｢(パワーヒッターって聞いたけど､見た感じは好打タイプよね｡…うん!!初球は内角高めにドギツい球でもかましてやるわよ!!)｣
なつみ｢(ＯＫなぎさ…一発目からイイ感じでビビってもらわなくちゃね!!)｣
武内いわく渉には勝てないという秋山なつみ｡しかし…勝敗がどうのこうのという問題以前より武内や大宮は見逃していた点が多々あったのだ｡
瀬戸内｢…ｸｨｸｨ｣
その一つは…渉が今まで対峙してきたバトルは全てがピッチャー対バッターという一対一のバトルだったこと
(※友沢戦は西東は捕るだけで友沢の方に選球権があった)
だが今回の場合は違っていた…高津なぎさというキャッチャーがリードしているからだ｡キャッチャーの居るバトルと居ないバトルではピッチャー側の負担やバッターにかかるプレッシャー…リードの精密性が全く異なる｡
それに加え二つ目の問題…それは