総悟受

□別れのkissは
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総悟が死んだ。
俺の誕生日の次の日だった。


昨日は、俺が久々に出張から帰ってきて。朝おきれば隣で冷たくなった総悟がいた。

死因は睡眠薬の大量摂取。つまりは自殺。

なんで。とか思ってたときに山崎から話を聞いた。
屯所内で嫌がらせをされていたらしい。
全然気が付けなかった自分に腹がたつ。

総悟が苦しんでたのに。確かに、昨日の総悟を思い出せば少しおかしく感じるところもあった。


いつもより甘えてきたし、寝る前に手を握られた。そして今までで見たこと無いくらいに美しく笑ったんだ。



あれはきっとアイツなりのさよならだったんだ



そう思うと涙がでた
俺は何も出来ない無力な人間で


総悟。とかすれた情けない声で呼んでみる。ふわふわの茶色い髪を撫でてみた。ふと、自分の手が震えてるのがわかった



目をとじて、思い出すのはいつも笑顔の総悟だった。
ただ、その笑顔の裏側にどれだけの傷をおってたんだろうとおもうと涙が止まらなかった。


ごめんね、護れなかった
ごめんね、気付けなかった
ごめんね、君をおいつめてた

最後まで隣にいてくれてありがとう
最後まで共に居る人に俺を選んでくれてありがとう。
最後まで愛してくれてありがとう。

君の白いおでこに最後のキスをした
最後のキスはなんだかとても涙の味で。



ごめん、ありがとう。愛してる


 

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