新八受
□ただただ君と。
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新八。と、目の前の黒髪に触れながら名をよんだ。
振り向いて、なんですか。と言うおまえを、愛しく思う。
おまえが生きてるだけで幸せだと思う。
同じ世界にいるだけで幸せだと思う。
もし、俺が死んだらお前はないてくれるかな。なんて。
サラサラとした髪で遊んでると?を頭に浮かべた新八が、ふわりと笑う。
その顔が愛しくて可愛くて。
自分の顔が紅くなるのがわかった。
ただひとりの人間が生きてるだけで。
俺の世界が救われるなんて。
<ただただ君と>
<共に生きたいと願う>