霧に隠れし我が運命 2【絆】
□【霧里怒闘編】
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ー霧隠れ氷間一族里ー
「ちっ、オイラがしくじるとはな…」
くそ、よりにもよって霧隠れたぁつくづくついてねぇな、うん。
しかも、つららとの交換条件に使われちまうなんて…
足枷、手錠。
チャクラを吸い取りやがる…
「つらら来るなよ…うん」
抜け忍にとって、自分の里に戻んのがどんだけ醜いことかは充分わかる
来るな来るな来るな…
お前を傷つけたくねぇんだ
…そうだ、オイラは…
つららが好きなんだ…
犯罪者が可笑しいよな。
でも、好きなんだよ、うん
鉄格子から外を見た。
月が半分に割れている
来るな来るな
…外が騒がしい…
来るな…
《おーい!大変だぁ!暁が来たぞ!》
《ん!?あれ、つららじゃないかしらっ!?》
《化け物も戻ってきやがった!》
来…るな…よ…
目を閉じたオイラに届いた声
「デイダラ、助けにきてやったぞ…手間がかかる…
ちょうどトビ達もついたみてぇだなぁ?
さっさと帰るぞ…」
「サソリの旦那…」