霧に隠れし我が運命 2【絆】

□【霧里狂愛編】裏あり
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…幻術…返し?




目の前が色を取り戻す。



こんな事出きるのは、

彼しかいない。







『イタチさん!!』



気がつけば、マダラから離れ、私はイタチさんに抱きかかえられていた…


「マダラさん、アナタは何を考えているんだ」



イタチさんがマダラを睨む。


マダラはイタチさんを睨む。



その二人の目は真紅色だ。




「…イタチ、ソイツを離せ。

つららは俺の者だ」



「いきさつは分かりかねますが、アナタのせいで彼女は…

つららの心は壊れかけましたよ。

独占欲ですか?ナンセンスだ」




『イタチさん…!』



彼は一度私に目を向け微笑むと、またマダラに視線を戻した。



「話したい事はありますが、今はデイダラを助けるのが先だ」



「チッ…」




イタチさんは私を抱えたまま瞬身を使い、マダラから離れた。



 



『イタチさん…私…』



「何も言うな‥平気か?」



『はい…』



嫌、平気では無い。


後でマダラと会ったらどうすればいい?

嫌われてしまった?


でも…あんな事する人は好きじゃない…



「ずっと知っていた」


『…え?』


「マダラとお前が恋仲だということをだ」



『…!?』



あんなに隠していたのに…


バレていた…?



『はは、やっぱりイタチさんには適いませんねw

いつから知っていたんですか?』





「それは…言わないでおく」


『えーっ!!』








嫌、言えないんだ。



俺がお前を好きになった時からなんて





 
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