めいん

□第一話 【如】
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『げっ、もう8時…今日は6時に終わるはずだったのに〜!
あの馬鹿上司!!ふざけんなよっ〜!!』


こんばんは!
高坂利咲です♪
只今大変ご立腹なのです!!

家でゆっくりまったりしようと思ってたのに!


『はぁ、ただいま』


誰も居ないけどねww
だって結婚もしてないから。


『お腹減った、お風呂入りたい、眠たい』


取り敢えず着替えよ。
玄関から自室が遠い……



ガチャ





………………。



……………………………。



……………………………………………。








『………しつれーしましたー』


「待ってよ」


いやいや閉めさせてっ、家間違えたみたいだから。

このままじゃあたしが犯罪者になっちゃうじゃない!
そんなの嫌だよ!?


あれ?でもあたしん家の鍵で開いたよね?あ、そうか。
偶然一緒の鍵だったんだ!(パニック)



「1人で百面相してるところ悪いけどここどこな訳?」


聞きたいのはあたしなんだよ、迷彩くん!!


チャキ

「早く言ってくれない?殺すよ」

『もう疑問符ついてない!』


もう殺す気まんまんだよね?
首になにやら鈍く光るものが当たってるもん!(泣)

あれれ?よく考えたら…



『てや!』


迷彩くんの刃物を持つ手を蹴った。
そのまま横腹にどーん。

迷彩くんあたしより背低いんだよね、
このぐらいなら足上がるし、


『ふー、ビックリした』


何かと武術習っててよかった〜(´ν`)
ありがとう、お父さん!!(グッ


「へぇ、中々やるね」

『そりゃどーもっ!』



ひっさーつ、鳩尾パンチo(`∀')○☆


「なぬっ?」

『なぬってかわい―wwww』



ぎゅーーww





「え、ぁ、ちょっ!?」

『かわいーwwなにこれ!?
さっきはパンチしてごめんね?
痛くない?怪我してない?』

「大丈夫、だから」

『本当にごめんね?』

「……いいよ、殺気も感じられないし
(さっきは一瞬殺気を感じたんだけどな…)
そもそも俺様だって首斬りそうになったし、てか血ぃ出てんじゃん!
早く手当てしなきゃ死ぬよ!?」

『うそっ、ちょっティッシュティッシュ!!』



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