闇の光は闇の中
□ぷろろーぐ
1ページ/4ページ
ー闇の帝王邸ー
「ユーリを呼べ」
帝王が死喰人に命じた。
「はっ!」
短く返信をし死喰人はその場を離れた。
もちろん一礼するのを忘れずに。
闇の帝王は魔法界全ての人に名前を呼ばれることはない。
なぜなら最も恐れられている
闇の魔法使いだからだ。
そんな彼の思想は世界を闇に染め、
支配し、魔法使いを純血の者だけにすることだ。
彼の思想を己の望みと同じだとかんがえ、集った者が死喰人となる。
闇の世界では全て、彼の思い通りになっていた。
.......がしかし1人だけ思い通りにならない人物がいた。
それは…
「何のようだ?」
重い扉をあけ入ってきたのは、闇の帝王の息子だった。
「きたか、ユーリ…....
クルーシオ!!」
帝王は息子、ユーリにむかって、磔の呪文をはなった。