台本

□第3話
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美香01「第3話 新たな宇宙人」

美香02「ただいまー」

真子01「あら、お帰りなさい!早かったのね。夕ご飯食べてくるのかと思ったわー」

ナレーター01「へとへとになって帰ってきた美香を、キッチンに立っていた真子はいつも通り笑って迎えた。」

真子02「あら?レオくんは?」

ナレーター02「そしてレオの不在に気づいた真子が首を傾げると、美香は大儀そうに口を開く」

美香03「・・あいつは荷物と格闘してるよ・・・玄関で中身ぶちまけたの」

真子03「あらまあ、レオくんはおっちょこちょいなのねー」

ナレーター03「美香の言葉に真子は微笑む。さすが真子。」

美香04「あーもー・・疲れたー・・・・」

ナレーター04「美香はそう独り言ちつつため息をつき、ソファーに座る。が、」

オルカ01「マコさーん!ご飯まだー?お腹空いたー!」

カリア01「オ、オルカ!待ってなきゃダメだよ・・っ!」

真子04「あらあら、もうお腹空いちゃったの?ちょっと待ってね。あともう少しでできるから」

オルカ02「わかった!待ってる!」

カリア02「もう・・・ごめんなさいマコさん、オルカが・・」

真子05「ふふっいいのよ。けど二人共しっかりしてるわねー。うちの美香がこのくらいの時は・・」

美香05「ちょっと待てー!!」

ナレーター05「美香は例のごとく(?)叫び声を上げた」

美香06「そ、その子達・・!」

オルカ03「あー!わかった!ミカ姉ちゃんでしょー!」

カリア03「ミカお姉ちゃん・・・」

美香07「はい?」

真子06「あ、紹介しなきゃね」

ナレーター06「真子はゆったりと美香に微笑む」

真子07「レオくんの弟さんと妹さんよ。名前はオルカくんとカリアちゃん。」

オルカ04「よろしくミカ姉ちゃん!」

カリア04「よ、よろしくお願いしますっ・・ミカお姉ちゃん・・!」

美香08「弟と・・妹?」

ナレーター07「美香は二人を交互に見る。たぶん地球バージョンだろう、黒髪に黒目だが、確かに二人はレオに似ていた。見た目はまだ小学校低学年くらいだが。」

レオ01「あー・・・疲れた」

ナレーター08「そこへタイミング良くレオがリビングに入ってきた」

レオ02「ったく、ちっとは手伝ってくれたって・・」

真子08「あ、レオくんお帰りなさい。可愛い弟さんと妹さんが待ってるわよ」

オルカ05「レオ兄ちゃん!」

カリア05「レオお兄ちゃん!」

レオ03「は?」

ナレーター09「レオの目が二人を捉えた瞬間、見開かれた」

レオ04「な・・お前らなんで・・・!?」

オルカ06「兄ちゃんを追いかけてきた!」

レオ05「どうやって・・あ!まさかお前ら・・!」

カリア06「ペンダント、使ったの・・・ごめんなさい」

レオ06「やっぱり・・・」

ナレーター10「レオは顔を片手で覆い、俯いた」

オルカ07「だってレオ兄ちゃんいきなりどっか行っちゃうんだもん!」

カリア07「理由はわかってたけど、やっぱり・・その・・・」

美香09「ちょっと、どういうこと?」

レオ07「・・はぁ・・・」

ナレーター11「レオは二人に視線を戻す」

レオ08「まず聞くけど・・・オルカ、カリア、お前ら、二人だけでここに来たのか?」

オルカ08「あ・・・」

カリア08「っ・・・」

レオ09「二人だけで星の外に出るなって、母さんに言われてなかったか?」

オルカ09「・・それは・・・」

レオ10「理由はなんであれ、言い付けを破るのは悪いことだろ?」

オルカ10「・・・ごめんなさい」

カリア09「・・ごめんなさい」

ナレーター12「二人は素直に頭を下げた。そんな二人に、レオは小さくため息をついてから口を開く」

レオ11「・・・よし。わかったら、今すぐ帰るぞ。」

オルカ11「え!?」

カリア10「で、でも、レオお兄ちゃん・・!」

レオ12「仕方ねえだろ。今回は帰るしかねえ。」

美香10「あのー・・」

ナレーター13「状況が全くわからない美香が尋ねようとするが」

オルカ12「そんなのダメだ!せっかく来たのに・・!」

カリア11「わ、わたし達、見つかってないから、大丈夫だよ!」

レオ13「ンなのわかんねえだろ。だいたいお前らがいなくなったってのに母さん達が探さねえわけねえだろ?」

美香11「ねえ・・!」

オルカ13「そ、れはそうかもしれないけど・・・」

カリア12「でも、帰ったらレオお兄ちゃんが・・」

レオ14「オレのことは心配すんな!きっと何とかなる」

美香12「ちょっと・・・!」

カリア13「な、何とかなるなら、わざわざこんなとこまで来たりしないでしょ!?」

美香13「だから何のはなs・・」

レオ15「大丈夫だ。何とかするから!」

カリア14「何とかって、どうするの・・!?」

レオ16「あーもう、だから、お前らが思ってるほどのことじゃねえんだよ!帰ることのが先だろ!」

カリア15「でも・・!」

美香14「ちょっと・・!」

レオ17「とにかく帰るぞ!支度しとけ!」

オルカ14「でも・・」

レオ18「これ以上母さん達に心配かけるわけにもいかな・・」

美香15「い・・い加減に・・」

ナレーター14「この時、美香の怒りはMAXに達していた」

美香16「しろーーーっ!!!」




 
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