死神の隊主室

□あれが欲しい☆
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ギン「なぁ……おかしない?」

乱菊「なにがよ?」



三番隊隊主室にて






――あれが欲しい☆


時さかのぼること数分前



―ドタドタ!!!

ギン「?なんやぁ、怪獣でも迫って来とんのやろか?」


そう口にせずには居られないほどのうるさい音と共にやって来たのはもちろん


――バーーン!!!

乱菊「ギーン!!いる!!!?」

ギン「やっぱり、あの足音は乱獣かいな……どないしたん?」

乱獣「ちょっと!!誰が乱獣よ!!!」

ギン「…ん」( `ω´)→

乱獣「指差さなくて良いわよ!!!あー!!!あんたのせいでセリフのとこ迄乱獣って(T_T)」

ギン「そないな事より、何かようなんやろ??」

乱獣「うー(T_T)そうよ!」

ギン「何なん?」

乱獣「何って……あんた今日は何の日か知らないとは言わせないわよ!!!」

ギン「……えーと、わ……ワカメ大使の日……とか?」



とりあえず何か答えなくてはと焦った結果がこれとは……

乱獣「…違うわよ、ばか」

ギン「なんなん?」

乱獣「はぁ、仕方ないわねぇ、今日はホワイトデーじゃない☆」



それを聞いてギンは暦を見やる


ギン「ほんまやねぇ。」

乱獣「そうよ!で!?」

ギン「何?」

乱獣「早くちょうだい!アタシ他も回んなくちゃイケないから!!!」


そして話は、冒頭に戻る

ギン「なぁ……おかしない?」

乱獣「なにがよ?」

ギン「僕……バレンタインもろてないんやけど……」

乱獣「そうね、あげてないわよ☆」

ギン「バレンタインのお返しがホワイトデーとちゃうの?」

乱獣「そうね(^皿^)」

ギン「バレンタインもろてないんやから、僕から貰うのはおかしない?」

乱獣「……あんた、ばっかじゃない!!!そんなの気にせずあげるのが幼なじみでしょ―!!」

ギン「幼なじみの僕にはチョコくれへんだのに……」

乱獣「つべこべ言わずさっさと寄越しなさい!!!」

ギン「はぁ。」




そう口では呆れながらも引き出しから、この日の為にたった1つ用意した紙袋を取り出す

ギン「ほら……此れで満足やろ?」

乱獣「さっすが〜☆ありがと!!じゃっ!!!」


―バーーン!!!ドタドタドタドタ



ギン「乱獣のやつ……なんや盗賊みたいや…」


呆れながらもまた来年も用意するのがギンらしい優しさである


ギン「ほんま……


いけずやわぁ〜〜」

end

ギン乱

ホワイトデーねた

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