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□好きすぎて
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「翔ちゃーん!」
「うわっ…那月!!」
俺と那月は学園に入ってから秘密で付き合っている。誰にも言ってねぇから、誰も知らない。
「翔ちゃん、今日暇ですよね?」
「あぁ…暇だけど…」
「遊園地行きませんか?」
那月からまさか遊園地の誘いが来るとはな…

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遊園地にきたものの、初っぱなからジェットコースター三回、お化け屋敷二回、コーヒーカップ二回とハードなルート。
「な、那月…休憩しよーぜ…俺、疲れた…」
「あ、すみません。少しハードすぎました…」
那月は近くにあった椅子に俺を座らさせてくれて、飲み物買いにいってきますと言って、行っちまった。
「しっかし…那月の奴…こんなハードなルートでよく普通でいられるよな…」
つい、ため息をついちゃった。
待ってても、那月が帰ってこない。
「アイツ、飲み物買いに行ったはずだよな…」
心配になって探しに行ったら、ちょうど遊びに来てた音也と楽しそうに話している所を目撃しちゃった。俺は、すぐ走って那月に見つからない場所に逃げようと、誤ってお化け屋敷に入ってしまった。

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「翔ちゃんかわいいんですよ。お化け屋敷に入るとすぐ僕に寄り添って歩くんです。」
「ホント?翔って意外にかわいいとこあるんだねー」
「はい、すっごくかわいいんです!!」
「そーいえば、翔は?」
「あ!翔ちゃん待たせてるんです。音也くんごめんなさい。僕、翔ちゃんのとこに戻りますね」
「うん、じゃまた学園でね」
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