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□桜が咲く季節
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彼を好きになったのは中学生の頃。
背も高くて、バスケバカで…でも、そういうところが好きだった…
なのに…彼に僕の気持ちを告げれず、卒業し別々の道を歩むことになった。
今でも彼のことが好きなのに……

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「おい、なにボーッとしてんだよ」
「あ、火神君」
「授業終わったぜ。早く部活行こうぜ」
彼の名は、火神大我。今の僕の光です。
「はい……あれ?授業終わっちゃったんですか?」
僕ははっと気がついた。授業中何もノートをとらず授業が終わっていたことに。
「黒子にしちゃあ、珍しいな。悩みか?」
「いえ…別に…すみません。今日は帰ってもいいですか?」
「しゃーねぇな…カントクには体調不良って言っとくよ」
「ありがとうございます。」
僕は荷物をまとめて、家路に向かった。
家に帰ろうと、途中まで来たのですが、帰る気がしなくなってしまい、時間潰しに公園に来た。
「なんで…あんなこと考えていたのでしょう…」
僕はブランコに座って考えていた。なんで、よりによって授業中に…彼が出てきたのか。
「青峰くん…」
昔の光。僕の好きな人。青峰大輝。
彼のことを考えると、ずっと考えてしまう。たとえ部活中でも…
このまえ、部活中に彼のこと考えてしまい、ボーッとしていたのでカントクに怒られたなぁ…って思い出しました。あのときは、筋トレ3倍にされて散々でした…
「バスケ…やりたい…」
そう思った僕は、隣にあるストバスのコートに行こうとしてブランコから立ち上がった瞬間…目の前が真っ暗になり、意識が途切れた…
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