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□最後に言いたいこと
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今は授業中だ。この時間が終われば昼休み
俺、来栖翔は席替えしたばっかりの一番後ろの席で授業を聞いていた。右斜め前にトキヤ、左斜め前にレン。ま、よく話すやつが近くでよかったぜ。
まだ、学園生活始まったばかりだし、隣のクラスには恋人の那月だっている。これからの生活を楽しもうとしていたのに、あんなことが起こるなんて…

「あー…次の問題、一ノ瀬。」
「はい。」
トキヤは問題の答えを言っていく。すげぇ…俺だって…って思うけど、トキヤにはかなわない…それより、那月は授業しっかりやってるかな…今日、授業終わったらデートだしな。それを考えるとニヤニヤしていて
「来栖、お前なにニヤニヤしてんだ。次の問題答えろ」
「え?あ、はい。」
あっぶねぇ…とりあえず答えたけど、少し間違えた。勉強不足だなぁ…しっかりやんなきゃな。
授業後半、俺はなんか違和感を感じた。
うーねむっ…最近早く寝てるのに、おかしいだろ。頭もボーッとして…暑くて…呼吸が…
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