書庫・WA
□ぶんたん晩ごはん
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皮むきの時点でもうすでにウルッと来ていたのが目に見えていたけれど、切り始めると時任はキッチンの端っこまで避難してしまった。
まぁ、避難になってないんだけどね。
「久保ちゃん何で平気なんだよ…っ!」
「慣れっしょ…はい、切り終わった。冷蔵庫覗き込むと痛くなくなるって噂が」
「マジで!?あ、ホントだ…」
効き目あったのねなんて考えながら、残りの材料も切っていつもの鍋に放り込んだ。
とりあえず炒めるのは時任にバトンタッチしてみる。
「なぁ久保ちゃん、どの位炒めんの?」
「そうだな〜…後から嫌ってほど煮込むから、軽く火が通る位で」
て言ったのに、焦がしそうになったところで水を入れて。
「20分位煮込んだら、ルーの出番ね」
「カレールー放り込んで、また煮込むんだな…あれ、米は?」
「ん、大丈夫」
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