ONE SHOT

□Episode 8
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 『・・・・デヒョーン』





ノックをして、名前を呼ぶけど

返事がない




 『・・・入るよー?』





ドアを開けて、電気のついていない部屋に入る


必要な物しか置いてないような、殺風景な部屋





 『・・・デヒョナ?』






向こう側を向いて、

ベットに横になっているデヒョンに近づく




この距離で呼んでも、こっちを見ない






 『・・・・・寝てんのか。』









DH「・・・寝てない。」


 『え・・・・わっ?』





体を起こしたデヒョンにいきなり引っ張られて

ベットに倒れ込む




 『っ・・・何す・・・!?』





体を起こすと、


黙ったままだったデヒョンがあたしを抱きしめた







 『どうし・・・・・・』


DH「ごめん・・・・少しだけ・・・・・」


 『・・・・・・・・』






消えそうな声

体が、小刻みに震えているのがわかる






 『うん・・・・・・』






そっと髪を撫でると、


デヒョンはあたしの肩に顔をうずめた













DH「・・・・・ごめん、ありがとな。」


 『・・・・・・・・』







しばらくして、パッと離れる


まるで、何も無かったみたいな表情で






DH「そういえば、なんでお前ここにいんだよ?」


 『・・・・ねぇ、何かあったの?』


DH「・・・・・別に・・・」

 
 『・・・そんな嘘通じると思う?』


DH「・・・・・・・」







真っすぐ、デヒョンの目を見る








 『・・・デヒョナ・・・話して?』














 
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