*short*
□the day
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『ふーっ・・・』
とりあえず、できた・・・よね?
今日は、
私の人生が決まる日と言っても過言ではない。
"大学入試"
今日のために、がんばって勉強してきたんだから
絶対に落ちるわけには・・・
JU「あ、危ない!」
『へ?きゃっ!!!?』
ガンッ
『いっ・・・・た・・・』
JU「・・・大丈夫ですか?」
『あ、はい///』
思いっきり、壁に激突・・・
恥ずかし過ぎて顔も見れない///
JU「あー・・・お弁当が・・・」
『え?・・・あ!!』
床に落ちて、ぐちゃぐちゃになった私のお弁当
『・・・せっかくお母さんが作ってくれたのに・・・・』
・・・てか、試験会場でもの落とすって
あー・・・もうダメかも?(泣)
JU「・・・よかったら、僕の少し食べる?」
『え?』
想定外の言葉に、
その人を見上げる
JU「ヒョン達がいっぱい作ってくれたから、食べきれないかもなんだ。」
優しそうな笑顔・・・
『え・・・でも、悪いですし・・・』
JU「全然!行こう!!」
・・・なんていい人なんだ
この人が受かりますよーに!!
JU「はい、どうぞー」
『わ、おいしそー!』
せっかくなので、遠慮なく←
タッパに入ったお弁当。
ヒョンが作ったって言ってたっけ?
『お兄さんが作ったの?』
JU「うん。正確にはお兄さんたち、かな?」
『弟想いだね〜』
JU「うん!・・・・あの、名前聞いてもいい?」
あ、私は名乗りもしないで・・・・
『名字名前です!』
JU「・・・名前ちゃんか。僕はムン・ジョンオプ、よろしくー」
『よろしく!』
へー、変わった名前だなぁ
・・・・・てか、どっかで聞いたことある気が・・・
『ごちそう様でした!』
JU「おいしかったねー」
『本当にありがとうございました。何かお返ししたいけど・・・』
JU「うーん・・・・・・」
少し考えるような表情をしているジョンオプ君
しばらくすると何かひらめいたみたいで
ニコッと笑って私を見る
JU「じゃあ・・・絶対受かって?」
『え?』
JU「僕もがんばるから、ここでまた会おう!」
『・・・・うん!』
なんって、いい人!!!!
こんな優しい人今まで出会ったことが・・・・
勝手に感動していると、
ジョンオプ君が去り際に小声でつぶやいた
JU「・・・そしたら、また一緒にごはん食べようね?////」
『!?・・・・っ////』
- the day -
(ぜ・・・全力でがんばります!!)
JU(はい・・・///)
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