*short*

□VS れぽーと
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ZL「名前ヌナ〜」


 『・・・・・なにー?』


ZL「ヒマー」


 『そこに借りてきたDVDあるから見ててー』


ZL「何見たい?」


 『んー・・・私レポート終わらせなきゃ。好きなの見ててー』


ZL「・・・・・・」





せっかくヌナの家に遊びに来てるのに・・・





年上の彼女は大学生で



いつまでも僕のこと子供扱いだし

レポートのせいでかまってくれないし・・・




ZL「・・・レポートのぱぼ。」


 『んー?』





レポートの奴め!

僕の名前ヌナなのにっ




・・・もう知らない!!










 『ジュノンー、何か飲む?』


ZL「・・・・・・・・」


 『やー・・・スネてんの?』


ZL「・・・・・・・・」


 『・・・・ごめんてば〜』






大人しくDVDを見始めてから2時間。


レポートを終えたらしい名前ヌナが、僕の隣に座る






 『ほら、こっち向いて?』


ZL「・・・・やだ。」


 『ジュノンー・・・・』






反対側を向くと、ほっぺをつんつんされる


・・・知らないもん!

今回は、ヌナが寂しそうにするまで僕だって無視しちゃうからっ






 『機嫌直してよ〜・・・あ、プチトマト食べる?』


ZL「・・・・・・・・」


 『・・・・はぁ・・・はいはい、わかりましたよー』







ヌナも静かになって、目の前の映像に集中し始めた



もうほっぺをつんつんもしてこないし、

僕の名前も呼んでこない・・・






ZL「・・・・・・・・・」








今日、まだ一度も名前ヌナのことぎゅってしてない・・・




・・・・でも、僕だって怒ってるんだ!




ヌナに話したいこといっぱいあるのに・・・





・・・・・・・でも・・・



・・・うー・・・・もういいや!!







ZL「・・・・名前ヌナぁ!」


 『わっ!?びっくりしたー・・・』


ZL「ヌナやっぱいい香りするー」





横に座るヌナに抱きつくと、

彼女はそんな僕の頭を撫でる





 『・・・・・ごめんね?退屈だったよね一人で。』


ZL「怒ってたんだよ?」


 『わかってるよー』


ZL「でももういーやっ」





だって、名前ヌナがレポートなんかより


僕のこと好きだって知ってるし






ZL「名前ヌナだーいすきっ」










 - VS れぽーと -





ZL(ほっといた分、今夜はずっと僕の隣にいてね?)


 (え・・・・ずっと?)


ZL(うんっ///)






 

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