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□触れていいのは
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やだ、嫌だ...
黄瀬...っ!
ホーム側に思いっきり腕を引っ張られる。
「あんたこの人に何してんスか?」
「.....黄瀬..?」
この声は間違いない。
「きせっ...!」
いつもの腕の中に飛び込んだ。
「センパイっ、大丈夫ですか?」
「気持ち悪い..」
俺の頭をぽん、と撫でる黄瀬は心配そうな顔をしていた。
しばらくして痴漢野郎は駅員に突き出された。
「はぁ....センパイってば何見知らぬ男に触らせてんスか」
「むしろ俺が知りたいわ!」
別にそこまで触られたんじゃないしなぁ...
横では黄瀬がブツブツとぼやいていた。
ったく、仕方ねーな..
「じゃあ..今日はお前の家に泊まるから、それで機嫌直せよ」
そう言って黄瀬の手を握った。
黄瀬は、元気よく返事してから俺の手をそっと握り返した。
あとがき
笠松さんが悶えてるのを考えた成れの果てです。
ほんとに駄文ですみませんでしたm(__)m
モブ男ってとことん不憫ですよね←