一章
□プロローグ.狼と羊。
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〜昔の事
狼は羊に恋をした
叶わない恋だとは分かっていた
だけど、
この想いを伝えたくて、
隣で笑っていたくて
でも、上手くはいかなかった
羊は突然死んでしまった
それでも、
それでも狼は、
闇の中でただ1人だけを、想い続けたそうな・・・〜
貴方はこの話を聞いて、どう思いましたか?
私は馬鹿だと思います
何故なら、
叶わない恋だと分かっていて、
尚諦めずに想い続けたからこうなるのです
しかし、羨ましいとも思いました
それは・・・
闇の中でもただ1人を想い続けられる狼を妬んだのです
…貴方は、如何なる事があっても、
ひとりの人を愛せますか?