大振り
□俺達の野球
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おっす、オラご… 西川 晃太!今日から華の高校一年だぜ☆なぜ、こんなにテンションが高いかって?ふふふ、よくぞ聞いてくれたっ!!て、聞いてない?そこは無視してよーま、いっか。なんと、道の角で食パンを咥えた女の子とぶつかったんだぜ☆どや←でも、急いでたみたいだから顔は見てないぜ☆入学式とかが終わった放課後俺は部活見学に行った。野球部が使うであろうグラウンドを見ていると…
?「あら、野球部志望の子かしら?」
「え?」
猫親が我が子を運ぶかのように首の根っこを捕まれる。運ばれた先は…
グラウンドだった…
?「こんにちは!私は桃枝です!監督やらせてもらってます!」
なぜかノリで俺は野球部に入部することに…俺が連れて来られてから、三橋というピッチャーでちょーおどおどしているやつが連れて来られた。その後は軽く自己紹介。
桃枝「 西川君 」
「あ、はい」
桃枝「ポジションはどこ?」
「基本的にどこでもいけますけど。」
桃枝「どこでも、ねぇ。じゃあ、ピッチャーは?」
三橋「!!」
三橋がびっくりしたのか体が反応する。
「えぇ、一応中学の時はピッチャーやってましたけど…でも、昔はキャッチャーとか外野とかやってて、どこでも一応はいけます。」
三橋「ピ、ピッチャー…」
桃枝「そう。背番号は?」
「一応、1番ですけど」
三橋「っ!」
桃枝「マックス何キロ?」
「わかんないですけど、多分135から140ぐらいです」
三橋「ひっくひっく…」
桃枝「あら、結構速いのね」
それより、三橋…大丈夫か?
「安心しろ三橋、俺は1番はいらねーから」
三橋「え、本当、に?」
「あぁ。」
三橋「でも、それだと三星と一緒に…」
「いーから、そのかわり…」
三橋「?」
「全ての試合を真剣にやれ、練習もだ。それと無理すんな、怪我もすんな。わかったか?
三橋「う、うん!」
「よろしくな、三橋!」
三橋「よ、よろしくね 西川君!」
「おうっ!」
花井「あいつら仲いーな」
田島「そーだなー」
阿部「三橋、君。一回投げてみない?」
三橋「え?」
それから、阿部は三橋の球を受け始めた。阿部は三橋の魅力に気付いたみたいだな。で、なぜか俺も投げる事に。
ふざけんな阿部