×Deep Rose×
□午後の景色、青空の中
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「………何…仕事…!?」
朝6時
突然の電話。
内容は資料整理。
それは午前中で終わる簡単なものだが
今の私にとっては…
重荷以外の何でもなかった。
午後の景色
青空の中
「適当にまわろう。御剣。」
「……うム。」
御剣から電話があったのは
朝6時過ぎ。
『―――午前は…ダメになった?』
『…あぁ…本当にすまない…急な仕事が入ってしまって…』
『…午後はいいの?』
『もちろんだ。……昼は向こうで食べる事になっている。終わったらすぐに君の家に行こう。』
『……………うん。』
『…本当にすまない。成歩堂。』
受話器の向こうからは御剣のいかにもすまなそうな声。
昨日の事もあり
今のぼく達の会話はぎこちない。