×Deep Rose×

□夜空の下、仄かな光の中
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PM8:00



窓の外を見ると微かに遠くのビル街のネオンが見える。



最近、ぼくはその景色を見て

思うようになった。




「…………御剣が居る。」




…と。






 夜空の下
  仄かな光の中








「悪いが今は飲み物しか置いてないのだが……何か飲みたいものはあるか?」



キッチンから御剣がぼくを呼ぶ。


ぼくが行くと、御剣は飲み物しか入ってない冷蔵庫の中をあさっていた。



「これがいいな。」



目に入った緑色の瓶を手に取る。


ラベルにはグレープの絵。
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