×Deep Rose×
□君の身体、3日ぶり。
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3日。
私にはそれが苦痛のほか何物でもなかった。
君の身体、3日ぶり。
「………」
時は既に日が変わろうとしている。
そんな中、空港に着いた私はすぐに目線をうろうろさせた。
目的は…
「あ、御剣!」
ちょうどエスカレーターの下で成歩堂が待っていた。
私は急いで成歩堂の元へと降りていく。
「おかえり。御剣。」
夜遅くなのに文句一ついわず、
いつもと変わらない柔らかな笑顔で成歩堂は私を迎えてくれた。
それがとても可愛くて、
嬉しかった。
「今日はこのまま家帰るの?」
「うむ。」
「ぼくもついていっていい?」
「…泊まりだろう?」
「うんv」
成歩堂は無邪気に笑い、私と指を絡ませてきた。
「………襲うぞ。」
「家まで我慢して?」