×Deep Rose×
□君に、会いたかったから。
2ページ/7ページ
「な、なぜお前がこのような時間に来るのだ!」
少し緊張してドアを開けた自分が恥ずかしい。
よりにもよって成歩堂か。
「………だってさぁ……」
怒り気味の私を見ながら目の前の子供染みた青い男は頬を膨らませ、言った。
「……会いたかったから。」
「…………………は、」
………それだけか?
それだけで私の所に来たのか。
「……本気か?」
「うん。」
「私に会う為だけに、ここまで…?」
「…………ダメ…だった?」
「…………」
君に、会いたかったから。