×Deep Rose×
□解るから、君を守る。
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「………ッ」
頭がクラクラする。
そのせいか足取りもおぼつかない。
そんな状態でキッチンに向かうが、脳から直接振動が伝わってくるみたいで体がすくんでしまう。
…怖い…
正直、今はまだ抜け出せていないようだ。
あの
事件からは。
“プルルルル……”
「!!」
急に電話が鳴る。
先程の夢のせいで、余計にびびる。
見るとかけてきている相手は成歩堂だ。
「……はい『御剣!!大丈夫か!?』
「……………何だ?」
出て早々に大丈夫かはないだろう。
意味が分からない。
「一体なんだというんだ…騒々しい…『地震だよじ・し・ん!!!』
「な…に…」
地震…だと?
「身に覚えがないのだが……」