×Deep Rose×
□調子にのるもんじゃない。
2ページ/6ページ
うわぁ…かなり嫌なタイミング。
「…む…」
御剣は部屋に入ってすぐにお酒の匂いに気付いたみたいだ。
眉間の間がシワだらけになっていく。
「…なるほどう…?」
「は、はい…」
「また、酒か。」
「…うん。」
ぼくの返事にかなりの嫌悪感を抱いたのか
御剣はすぐに踵を返した。
「明日仕事があるのでな。悪いが仕方ない…家に帰るか…」
「え、帰るの?」
「酒を飲んでいる成歩堂といるのは危険だ。」
「え…ま、待てよ!」
折角来たのなら少しでも側にいたい…
逃がすもんか!