×Deep Rose×
□調子にのった罰
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「…でも、寒いじゃないか。」
「暖まればよい。」
「は、はい?」
なんか…
矛盾してる事を言われてる…
「それって、暖房機具をつけろって事だよね…?」
「…いや?」
「じゃぁ何…?」
そう、ぼくが眉をしかめながら問うと
御剣は、
“そんな事も分からんのか”
という風にぼくを見た。
「鈍い男が酒を飲んでより鈍くなったか?」
見下すような目でぼくを見て、笑う御剣。
ぼくはその時まだ、
御剣の意図は分かってなくて
「…いっとけ。」
…と、ふてくされた。