short story
□年下の彼 過去編
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※会話ほぼなし
どうも。俺は道明寺、他に同期の秋山と日高がここにいる
俺たちはセプター4の隊員だ
今回は俺たちの上司について3人をメインに報告しようと思う
伏見猿比古
ある日宗像室長が連れてきた彼はニコニコしてる室長とは真逆に不機嫌な顔をしていた
「今日から彼はセプター4の一員です。所属はここになりますので」
いきなりの爆弾発言に周りはえぇぇ!と言いたいのを必死でこらえた
そんなことをしたら淡島副長に
「規律を重んじる我らがそんな失態をさらすなんて」とでも言われかねない
だがまったくの無言というわけにもいかず少しざわついたが
「室長、彼は?」
「あぁ、ほら伏見くん。挨拶を」
宗像は振り返り挨拶をそくす
言われた彼は俺たちにちらりと視線をやったが
すぐにそらして気だるげに話した
舌打ちもセットしてくれたが……
「チッ、………伏見猿比古」
………………………、
それだけ?としばらくの沈黙のあと全員思った
本人はちゃっちゃと終わらせてほしそうだが
そうもいかないだろう。だって彼は、
「フム、もう何人かは気づいてるでしょうが、彼は元吠舞羅のメンバーです」
ざわざわと先程よりも雰囲気がゆれ、警戒をあらわにする
すると副長が前にでて
「失礼ながら、彼をここに配属するのは危険ではないでしょうか?」
「もっともな質問ですね。しかし、その心配はいりませんよ。彼はいささか問題はありますが、とても優秀です」
有無を言わせぬ顔で告げられ、問題はあるんですか、という言葉は出せなかった
「ではこれで面会は終わりとしましょう。彼は明日からここに勤務するので」
そう言って室長は伏見、くん?とともに扉を出ようとしたところでピタッと足を止め、もう一度こちらを振り替えると
「あぁあと、彼は淡島君以外の、君たちの上司ですから、仲良くしてあげてください」
いい忘れてたと言う感じで軽く告げられた言葉に、淡島以外の隊士たちはうそぉぉ!と言わずにはいられなかった