Matrix-0 登場キャラ
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□NO.1 ドルモン (一人称・ドルモン)

成長期/獣型/データ
必殺技:メタルキャノン、ダッシュメタル
出身地:ネオン大陸南東部「追憶の湖」付近

額に旧式なインターフェースをもつ為、デジモンが発見される以前の実験用の“プロトタイプデジモン”ではないかと推測されている獣型デジモン。元々が戦闘種族であるデジモンの性格が特に強く表れており、闘争本能が高く、何にでもよく噛み付きよく吼えるが、一度噛み付いたものには馴れるらしい。実験の時、デジコア(電脳核)の最も深い部分に隠されたと言われるデータは、伝説の生き物“ドラゴン”の強い生命力のデータであり、強大なデジモンに成長する可能性をもつと言われている。必殺技は鉄球を口から放つ『メタルキャノン』。得意技:立ち止まって力を溜めてから放つ方が威力はあるが、突進しながらも鉄球を放つことが出来る「ダッシュメタル」。

(デジモンウェブより引用)

 ―――――――

この物語の主人公の一人。もとい一匹。
デジタルワールドの成層圏に浮かぶ空中庭園にて、ロードナイトモンに育てられていた。
まだ幼いデジモンで、台詞は全て平仮名片仮名オンリーというのと語尾が伸びるのが特徴。とはいえ、知能は決して低くない。仕込まれた教育の結果、デジ文字限定で本を読むことが出来る。それなりに難しい事を理解する事が出来るが、インプットに対しアウトプットはどうしても稚拙な表現になってしまう。

自分の気に入ったものに噛みついたり口に入れたり習性があるが、育て親であるロードナイトモンに厳しく注意されひとまずはなりを潜めた。しかし、ふとした事でそれが出てしまう事がある。ちなみに、スナック菓子が大好き。

今作においては、実験用プロトタイプデジモンという設定はない。デジタルワールドがセキュリティ上の危機に瀕したため、一個の「有機的電子生命体」としてのデジタルワールドにその存在を要請された。その出現はホストコンピュータ「イグドラシル」により太古より予言されており、セキュリティの最高位に位置する聖騎士集団「ロイヤルナイツ」のSiege Perilous
[1]こと空白の席を与えられし騎士に変貌を遂げるとされる。この騎士は全ロイヤルナイツでも別格の力、そして高潔なる精神の持ち主という。

上記のように、ロイヤルナイツ達の希望であり、計り知れない力を秘めている。……が、体力が無く、泣き虫で臆病な所があるのが今後の課題。

【裏設定・ネタ】

[1]英国の先住民族・ケルト族の伝説「アーサー王伝説」に登場するアーサー王臣下の騎士団「円卓の騎士」は、その名の通り、魔術師マーリンが造った魔法の円卓に各人席を割り当てられていた。円卓の一席は「危険の座」(Siege Perilous)と呼ばれる空席になっており、然るべき者以外が腰掛けると死に至るようになっていた。その席にふさわしい者こそ、最も高潔なる騎士で聖杯探索にも成功する、ガラハド卿である。彼は騎士の中で最も遅くアーサー王の元にはせ参じる事になる。

ロイヤルナイツ自体が円卓の騎士をモデルにしている(各々誰それをモデルにしているとかはないらしい)ので、ともすればあの「空白の席」の主はガラハド卿に当てはめていいのではないかと思った。というより、これに関しては例外的にガラハド卿がモデルではないかと思う。

(参考文献:
「アーサー王と円卓の騎士」ローズマリ・サトクリフ著 ; 山本史郎訳 出版社:東京 : 原書房 出版年:2001,3
「西洋騎士道事典」グラント・オーデン著 ; ポーリン・ベインズ挿画 ; 堀越孝一翻訳監修 ; 関哲行[ほか]翻訳 出版社:
東京 : 原書房 出版年:1991,3)


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