[1]英国の先住民族・ケルト族の伝説「アーサー王伝説」に登場するアーサー王臣下の騎士団「円卓の騎士」は、その名の通り、魔術師マーリンが造った魔法の円卓に各人席を割り当てられていた。円卓の一席は「危険の座」(Siege Perilous)と呼ばれる空席になっており、然るべき者以外が腰掛けると死に至るようになっていた。その席にふさわしい者こそ、最も高潔なる騎士で聖杯探索にも成功する、ガラハド卿である。彼は騎士の中で最も遅くアーサー王の元にはせ参じる事になる。
ロイヤルナイツ自体が円卓の騎士をモデルにしている(各々誰それをモデルにしているとかはないらしい)ので、ともすればあの「空白の席」の主はガラハド卿に当てはめていいのではないかと思った。というより、これに関しては例外的にガラハド卿がモデルではないかと思う。
(参考文献:
「アーサー王と円卓の騎士」ローズマリ・サトクリフ著 ; 山本史郎訳 出版社:東京 : 原書房 出版年:2001,3
「西洋騎士道事典」グラント・オーデン著 ; ポーリン・ベインズ挿画 ; 堀越孝一翻訳監修 ; 関哲行[ほか]翻訳 出版社:
東京 : 原書房 出版年:1991,3)