デジモン 中編・長編

□5.突然の嵐
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「この地区のダークタワーは全て壊したな」


「大輔!次行こうぜ!」


『待てよマサル…!』


今日も今日でダークタワー破壊作業。今居る地区のダークタワーは全て壊したので、大が次へ行こうと急かす。


「なんか最近マサル気合い入ってんなぁ」


「ああ!最近戦う度にベルトに宿っているアグモンの魂が喜んでる感じがしてよ!そりゃ気合いも入るってもんよ!!」


「本当にアグモン好きなんだなぁ」


『逆にそうやってパートナーのおかげで気合いが入るって、アグモンが羨ましいぜ』


元気な事は良い事なのだが、そろそろ休憩を入れる事にした。川辺の岩に座ると、休憩がてら大の居たデジモンワールドについて聞く事に。


「ロイヤルナイツってスッゲェ強い集団が居てよ、旅の途中にソイツらと何回も戦ったんだぜ!何度戦ってもアイツらはつえぇって実感するぜ!」


「前に言ってた奴等かぁ。どんな奴等が居るんだ…?」


「まずは、一番世話んなってて父さんとも仲が良いクレニアムモン!」


クレニアムモン、究極体。聖騎士型デジモン。ワクチン。イグドラシルによってコード操作されているブラックデジゾイドの鎧を身に纏っている。魔槍と魔盾を装備しており、ロイヤルナイツの中で最も礼節を弁えている。


「クレニアムモンとはロイヤルナイツの中で一番最初に拳で語り合ったんだぜ!クソ真面目だけど、優しいんだ!」


『この顔で優しい…』


「ブイモン、顔で判断しちゃ駄目だろ…」


「スゲェ優しいんだぞ?で、次は、薩摩隊長のパートナーデジモンのスレイプモン!」


スレイプモン、究極体。聖騎士型デジモン。ワクチン。最も硬いと言われているレッドデジゾイドの鎧を身に纏っている。六本の足で高速移動が可能。デジタルワールドの北極付近のデジモン誕生のデータを守っている。


「隊長とスゲェ仲良いんだ。成長期のクダモンの状態でいつも首に襟巻きみたいに巻き付いてるんだぜ」


『馬みたいだな!』


「馬は六本も足ねぇぞ?ブイモン」


「超はえぇんだ!で、次は、デュークモン!結構世話焼きで、クレニアムモンの次に良くしてくれるんだ!」


デュークモン、究極体。聖騎士型デジモン。ウイルス。ウイルス種の破壊の力を秩序を正す為に使っている異端な存在だが、世界のバランスが崩れると、一転して世界をも揺るがす程の混沌の存在へと変貌する危険性を併せ持つ。鎧には危険を象徴する、デジタルハザードのマークが刻まれている。


『カッケェ!!』


「マント貸してって言うと、マントでぐるぐる巻きにされるんだ!」


「どう言う状況!?」


「結構楽しいぜ!で、次は、ダチみたいに接してくれるマグナモン!」


「『マグナモン!?』」


マグナモン、アーマー体。聖騎士型デジモン。ワクチン。一般に成熟期程度の力しか持たないアーマー体だが、究極体にも匹敵する程の力を持っている。クロンデジゾイドの鎧に身を纏っている為、ロイヤルナイツの守りの要と言われている。


「まさかマグナモンが究極体に匹敵する力持ってたなんてなぁ。しかもロイヤルナイツ」


「なんだブイモン、マグナモンになれんのかよ。今度戦わせろ!」


『えええ!?』


「約束な!で、次は、オメガモン!兄ちゃんみてぇで優しいぜ!」


「『オメガモン!?』」


オメガモン、究極体。聖騎士型デジモン。ワクチン。ウォーグレイモンとメタルガルルモンが善と平和を望む人々の強い意志と思いと願いによって融合し誕生したデジモンである。二体のデジモンの特徴を合わせ持っており、優れたトータルバランスを誇っている。さらに如何なる状況であろうとも遺憾なくその力を発揮する事が出来るハイレベルのオールラウンダー。
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