デジモン 中編・長編

□5.突然の嵐
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「太一とヤマトのパートナーデジモンもオメガモンに進化出来るんだろ?」


『なんで知ってんだ?オレ達言ってない…』


「野生の勘か…?」


「誰が野生だ!アイツらなら出来そうな気がしたんだよ!で、次は、ロードナイトモン!コイツは一回デジタマになったけど、俺が探し出してやった!なんか分かんねぇけどベタベタしてくる!」


ロードナイトモン、究極体。聖騎士型デジモン。ワクチン。全てのナイトモンを従えており、腕のパイルバンカーは攻防一体の盾となっている。ロイヤルナイツとしては異端の存在で冷酷で悪には容赦しない性格であるが、正義の為なら、その悪の味方にもなるなどの矛盾に満ちている事にも平然と手を染めるのである。


「デジタマに還ったって事は記憶ねぇんじゃ…?」


「殴って思い出させた!!」


『流石マサルダイモン!!』


「漢は拳で語るもの!!で、次は、デュナスモン!デュークモンと仲が良くて、三人で良く話したりするぜ!」


デュナスモン、究極体。聖騎士型デジモン。ワクチン。飛竜の力を持ち、高純度なクロンデジゾイド製の竜鎧を身に纏っている。ロイヤルナイツの中でも特異な存在であり、忠義心が強く己が考える正義に見合った主君に絶対的な忠誠を誓って仕える。その主君が悪と呼ばれる存在であろうとも自らが考える正義の為ならば命も厭わない己の忠義を貫く。


「飛竜……カッケェ…」


「どこら辺が飛竜なんだか俺にはさっぱりだけどな!」


『マサルの場合聞こうともしていないんじゃ…』


「その通りだな!で、次は、アルフォースブイドラモン!ちょっと乱暴なところはあるけど、良く戦ってくれたりして良い奴だぜ!」


アルフォースブイドラモン、究極体。聖騎士型デジモン。ワクチン。クロンデジゾイドの中でも希少な存在で最軽量のレアメタル“ブルーデジゾイド”製の聖鎧に身を包み、空を裂き、大地を割る神速の速さ。両腕に装備したVブレスレットから武器やシールドが展開する。


『何かオレに似てない!?』


「あー、確かある手順踏めばブイモンから進化出来るとか……忘れたけどな!デジモンの進化なんてバラバラだしな!」


「ブイモン頑張れ!!」


「その為には強くならねぇとな!で、次は、ドゥフトモン!コイツも一回デジタマに還ったけど、俺が探しだしてやった!難しい言葉言ってくるから良く分かんねぇ奴!」


ドゥフトモン、究極体。聖騎士型デジモン。ワクチン。戦士であると同時に策士の一面もあり、屈指の戦略家として他のロイヤルナイツからも一目置かれている程。各々が信じる正義の道を持っているが故に対立の多いロイヤルナイツを統率できる類まれなる能力を持っていると言われている。


「マサル…コイツも…」


「殴って思い出させた!!」


『殴るしか方法は無いのか!?』


「これが漢のやり方だ!で、次が、ガンクゥモン!コイツとは会う度に拳を交えてるぜ!漢らしさが溢れてて仲間思いだぜ!」


ガンクゥモン、究極体。聖騎士型デジモン。ワクチン。デジタルワールドの最南西部に居住しているとされているが、自身の血統を引いているハックモンやシスタモンを連れて旅をしており、同じ場所に留まり続ける事は稀。旅の道中で異変や混沌の兆候を潰して回っている為、他のロイヤルナイツとは違って、現地での活動が多く気心知れたデジモンも数多い。身体から浮き出る金色の獣状のオーラはヒヌカムイと言い、成熟期からの進化過程であり、ヒヌカムイのパワーが覚醒すればもはやガンクゥモンの敵となる存在はなくなると言われている。


「何かメッチャオーラ出てる!」


「このオーラスゲェんだぜ!最初に戦った時吹っ飛ばされたからな!」


『普通デジモンと人間だったら全部吹っ飛ばされると思うけど…』


「そこは気合いと根性だ!で、次が、ジエスモン!ガンクゥモンの弟子で、コイツも時々勝負してくれるぜ!フレンドリーな奴なんだ!」


ジエスモン、究極体。聖騎士型デジモン。ワクチン。デジタルワールド各地で起こっている異変や混沌の兆しを感知する能力を備えており、どのロイヤルナイツよりもイチ早く駆け付ける。
単独で行動するより近くにいるデジモンやシスタモン達と連携し対応にあたると言う、ロイヤルナイツでも稀なチームでの活動を行う。師であるガンクゥモンのヒヌカムイを見て習い、ジエスモンも修行の中でアト、ルネ、ポルの三体を習得。ジエスモンの指示により動くが自立行動が出来、敵への直接攻撃やジエスモンの援護、他デジモンの救済など侮れない行動能力を誇る。
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