短編集2

□ざまぁみろ。
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光「ははっ…





ざまぁみろ。」


目の前にはついさっきまで笑ってたメンバーの体と首。


そうさ、殺してやったんだ。


でも俺は悪くないさ。


だって、こいつ等が悪いんだ。


俺の大貴に手を出そうとしたんだから。


だから殺してやった。


そしたら取られることもない。


心配する必要なんかない。


最近、メンバーの態度が大貴に対しておかしくなった。


薮「大ちゃん、このお菓子やるよ。」


有「マジ?ありがとー!」


薮は少し前までこんなに優しくなかった。


どっちかというと、大貴を意地ってた。


山「ホント大ちゃんは可愛いなぁ〜(笑)」


有「可愛くないから(笑)」


山田は少し前まで可愛いとか言葉にしなかった。


恥ずかしがって言わなかった。


分かるだろ?


皆、大貴にアピールしてんだよ。


見てて腹立つんだよ。


アピールしてる皆も、それを分かってない大貴も。


まだ大貴は来ていない。


お寝坊さんだからね大貴は。


でも…来たら大貴も許さないよ?


大貴だって悪いんだからね?


でも、大貴がなくなったからって飽きたりはしないよ。


なくなってもずっと愛してあげるよ。


八「早く来い…大貴。」



















ーーガチャ


有「おはようござい…ま……え……?」


来た来た。


八「おはよう大貴。」


有「ひか…?光くん…な、なにして…?」


八「なに?なにって…見て分からない?






メンバー狩だよ。」


一歩ずつ確実に近づけば、一歩ずつ確実に後ずさりする大貴。


大貴の顔は恐怖に満ちていた。


良い、綺麗だ。


皆には分かるかな?


人が恐怖に満ちたときにする表情がすごく綺麗なのを。


大貴だとなおさら綺麗だ。


八「大貴…?逃げんなよ…。」


有「や…っやめて…やめてよ光くん…!」


八「なんで…?逃げんなよ…好きなんだろ?俺のこと…。」


有「いや…いや…っ!」


なんで…なんで逃げるんだよ…。


やっぱり…















八「俺よりもメンバーの方が良いんだ。」


有「え…?」


八「俺よりもメンバーを選ぶんだな。」


有「や…っ違う…違うよ!」


許さない。


許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない。


ユルサナイ。


ユルサナイ。


ユ ル サ ナ イ。


八「死ね。」
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