迷宮入りの館

□見つけたのは
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…yb


次に目が覚めたとき、他の皆はもう起きていた。


たった一人、大ちゃんはイビキをかきながら気持ち良さそうにねてるけど。


裕「あ、薮くん起きた?今から圭人を探しに行こうって言ってたんだ。」


宏「じゃあ俺も行くよ。…あ。」


そこで大ちゃんを思い出した。


ちらっと大ちゃんを見るとまだ寝てる。


よく寝られるな。


涼「大ちゃん起きないんだよね。俺大ちゃんが起きるまでここにいるから皆は探してきなよ。」


慧「ああ。行くぞ。」


大ちゃんを一人で寝かしておくのは危険だ。


俺たちは山田と大ちゃんを残して圭人を探しに向かった。














光「あの部屋に行こう。」


光の一言であの部屋にきた。


…圭人の時計が落ちてた場所。


絶対にどこかにいるはず。


俺たちは各自探し出した。


侑「けーとー?けーとー。」


龍「けーとさーん。」


雄「圭人〜?」


皆呼びながら探すけどいない。


宏「…ん?この時計…。」


おかしな針をしている。


まるでナイフみたいだ。持ち手には…


宏「ん?」


ふと圭人の時計を見た。


圭人の時計はなぜかルビーがついていて、いつも羨ましく思った。


けど今持ってる圭人の時計にはどこにもルビーがついてなかった。


また針を見たら、持ち手には見慣れた形のルビー。


圭人の時計にはダイヤの形をしたルビーがついていた。


針の持ち手には…ダイヤの形をしたルビー。


間違いない。


宏「圭人のだ…。」


見ると、ナイフの形をした針がついている時計は開けられるみたいで、開けてみた。


針に触れると、少し動いた。


ちょっと持ち上げると、のいてしまった。


やっぱりナイフだったのか。
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