D.Gray-man長編
□任務
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リーバー班長と別れた後
私たちはすぐに室長室へと向かった。
扉を開くとコムイさんが珍しく仕事をしており、私たちの存在に気づくと薄く笑ってペンを机に置いた。
「やあ、早かったね」
『急いで来たもん』
「そっか、急がせちゃったところ申し訳ないんだけど、すぐに任務に行ってもらいたいんだ」
コムイさんは眼鏡をくいっと上げると分厚い紙束を私とユウに手渡した。
「今回の任務はフランスだよ。詳しくはその報告書読んでね。じゃ、行ってらっしゃーい」
『え、ちょ、コムイさん、今回の任務はペアですか？』
「うん、レンちゃんと神田君のペアだよ」
『わかりました！それじゃあ行ってきます！』
「気をつけるんだよ、二人とも」
『はいっ』
コムイさんを不安にさせないよう明るく返事をしてから私はユウと共に部屋を出た。