運命の糸
□序章
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あの日、俺は死んだ...
最期は、唯一の肉親であるチヨバアへの攻撃を躊躇った瞬間に、両親の傀儡に核を貫かれ、まるで抱かれるかのような姿で俺は永い眠りについた
一度、穢土転生とかいう術で現世に舞い戻ることにもなったが、大して長い時間留まるワケでもなかった
あのとき俺の相方であるデイダラも一緒にいたが、俺が昇天してからアイツがどうなったのかは知らない
カンクロウの策でデイダラと二人で黒蟻に封じ込められる直前...
あれが...
俺が最後に見たデイダラの姿だった