運命の糸

□孤独...
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小学校に通い始めたサソリは、勉強も運動も万能だった。


何をしても完璧にこなすことが出来た。



特に理科と図工は得意科目で、夏休みの自由研究や図画工作では決まって賞を取った。



しかし、相変わらず友達だけはつくろうとしなかった。



クラスメイトたちと話をするのは用があるときだけ。


周りの子供たちが何人かで集まって遊んでるのを見たり、放課後みんなでゲームしようだとか話しているのを聞いても、決して羨ましいと思わない。



だが、夢に出てくる金髪の少年...





彼に会ってみたいと思うようになったのである。

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