運命の糸
□なぜ?
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この日も、サソリは放課後コンビニで勤務していた
相変わらず角都ともシフトが被っており、2人でカウンターでレジをしている
まだ日が高いためか、店内は普段よりも人少なである
「サソリ、どうかしたか?」
角都は店の入口を気にしているサソリに声をかけた
「いえ、今日は高校の友達がバイトの様子を見に来るって言うので」
バイトにすっかり慣れてきたのでデイダラと飛段を呼んでみたのだ
当然彼らは喜び、今日にでも行くと約束したのである
「お前の友達か...」
「良い奴らなので角都先輩も親しみがもてると思いますよ」
サソリの本当の狙いは勤務中の自分の姿を見てもらうことではない
前世からの所縁があるであろう角都とデイダラを会わせるためだ
この時は飛段も前世からの所縁があるということをサソリは知らない