オリジナル×FT

□語彙大富豪
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ナツ「よっしゃー!語彙大富豪やるぞー!」

グレイ「おー!」

霧生「おー!」

佐多「…(今更不法侵入について突っ込まない)」

ナツ「ルールは説明すんの面倒だから各自Wikipedia先生に聞いとけ
もしくはニコ動にGO」

佐多「手札は初めてだからとりあえず診断メーカーで決めるか」

診断中

グレイ「ナツはなんだか強気だな
そんなにいいのがでたのか?」

ナツ「そういうグレイはネットでなんか調べてたな」

佐多「霧生は…嫌な予感がするんだが…」

霧生「そ、そんなことないですよ!
そう言う佐多さんは…相変わらずのポーカーフェイスで…」

グレイ「順番はそうだな…
ナツ→霧生→グレイ→佐多でいいか」

ナツ「よし、じゃあオレはこれだ!」

『虚無』

グレイ「はぁ!?」

佐多「なんで初めにこれを…」

ナツ「なんか意味わかんねーからこれにした!」

グレイ「ほぼジョーカーに近いカードだぞ」

ナツ「えっまじで?」

霧生「…けど、ジョーカーでなければ問題ありません
例え虚無に包まれた空間でも最終的にこうなるんです!」

『ハッピーエンド』

グレイ「これまた面倒なものを…」

佐多「まぁ、物語ではよくある展開だし通るな」

ナツ「次はグレイだな、出せるか?」

グレイ「ふっ…オレを誰だと思ってるんだ?
オレは造形魔導士、どんなカードであろうと活路を造り出す!」

『議会の承認』

佐多「……」

霧生「…え?」

ナツ「??」

グレイ「議会の承認無くしてハッピーエンドなんて認められるか!」

ナツ「意味わかんねぇよ、チェック」

霧生「流石に意味わからないです、チェック」

佐多「チェック」

グレイ「なっ!?」

佐多「さて、オレだな
いくらハッピーエンドでもこれの前には抗えないんだよ」

『リセット』

霧生「リセットされた!」

グレイ「あー…どんなエンドでもそれには勝てねーな」

ナツ「えーっと…無理!オレには出せるカードが無いからパス!」

霧生「僕もないですね…パスです」

グレイ「リセットと言えど所詮機械…壊してしまえば問題ねぇ!」

『湿り気』

佐多「なるほど…そう来たか」

霧生「リセットというシステムではなくゲーム本体を壊しに行きましたか」

佐多「だが問題無い…おまえが出した水はコイツには回復薬も同然」

『土』

グレイ「吸収した…だと!?」

ナツ「やるなおまえ!」

霧生「凄いでしょ、うちの佐多さんは」

佐多「オレはおまえのじゃない」

残り手札
ナツ 4枚
霧生 4枚
グレイ 4枚
佐多 3枚

ナツ「土は所詮土、大人しく掘られとけ!」

『鋼の肉体』

佐多「ただの肉体なら硬い土には勝てないとか言えるが…鋼のと付いたら負けそうな気がするな」

グレイ「ナツを『掘る』のはオレだけどな」

ナツ「黙れ変態」

佐多「…(察し)」

霧生「ナツさんを『掘る』っていったい…ふぐっ!?」

佐多「(黙ってろ)」

霧生「?
まぁ、とにかく…鋼の肉体でも中身はそうではない
男でも女の子でもコレには勝てないですよ!」

『エロトラップダンジョン』

グレイ「ぶふっ!?」

ナツ「うっわー…」

佐多「嫌な予感の正体はそれか」

霧生「えっ?ダメでした?」

グレイ「いや、通すぜ
けどな、そんなやばいもん承認できるわけねーだろ!」

『議会の承認』

佐多「まぁ、承認を得られるわけないよな
議員ならまだしも議会相手には無理だ」

霧生「むぅ…しかたないです」

佐多「だが、議会のような無能はテロ対策などしていないだろう」

『テロリスト』

ナツ「甘いぜ佐多!トラップカード発動!」

『米軍』

佐多「なっ…」

ナツ「テロリストなんて数秒で制圧してやる!」

霧生「甘いのはナツさんです!
伏せカードオープン!」

『影武者』

ナツ「ちっ、あのテロリストは全員偽物だったのかよ」

グレイ「なぁ、これなんて遊○王?」

佐多「オレに聞くな
それよりチェックだ」

霧生「へ?」

佐多「米軍に影武者が勝てるわけないだろ」

グレイ「あっ、確かにチェックだな」

霧生「そんな!」

ナツ「へへっ、やりぃ」

グレイ「オレだな
いくら米軍といえど兵器の前には無力だろ!」

『魚雷』

ナツ「ぐっ…ずりぃぞグレイ!」

グレイ「オレにこの手札をよこした診断に文句言え」

佐多「…グレイ、おまえの装備カードはオレのこのカードにありがたく利用させてもらおう」

グレイ「は?」

『武装集団』

ナツ「なんだよ、人間は兵器には勝てねーだろ!」

佐多「使われたら勝てないな
けれど兵器と言えど所詮物
物は人間に扱われるものだろ」

グレイ「けど、武装集団が魚雷なんて持ってるのか?」

佐多「軍もいわゆる武装集団だろ?」

霧生「…(意外と佐多さんが本気でやってた)」

残手札
ナツ→2
霧生→3
グレイ→2
佐多→1

グレイ「げっ、あっというまにもうラス1かよ!?」

霧生「このまま流したら佐多さんが上がっちゃいますよ!」

ナツ「そんなのオレがさせねぇ!」

『地雷』

グレイ「おまえも兵器系の手札持ってたのかよ!」

佐多「まさかおまえも…」

霧生「ないないない無いですよ!
けど、これならあります!」

『悟空』

霧生「空を飛んでしまえば地雷なんて関係無いです!」

佐多「…ナツ?」

ナツ「んへっ!?」

佐多「一瞬、驚いた顔をしていたがまさか…」

ナツ「は、はやくグレイ次出せよ!」

グレイ「ん?そんな焦らせんなよ
えーっと…じゃあこっちかな」

『ビル・ゲイツ』

ナツ「あ?なんだこれ…人?」

霧生「マイクロソフトの技術担当アドバイザーみたいですね」

佐多「よく知ってるな」

霧生「これ調べてたらしくて、画面開いたら出てました」

グレイ「あっ、オレのスマホいつのまに!」

佐多「なるほど…世界の創造者ともいえるマイクロソフト関係者に二次元キャラは勝てないな
だが、それでも人である以上勝てないものはある」

『バグ』

グレイ「あ?バグなんて修正すればいいだけだろ、チェックだ」

佐多「修正…ね…」

グレイ「なんだよ」

佐多「確かに修正すればそのバグは直るだろう
だが、その修正によって新しいバグが発生する
YouTube等で笑い種として挙げられる程度のバグならまだしも、本体をフリーズさせたりする悪質なバグだった場合どうなる
その場合は謝罪と修正だけでは済まない
多額の謝罪金及び不名誉な肩書きがずっと付いてまわることに…」

グレイ「……(チーン)」

霧生「もうやめてください!グレイさんのライフ(頭の容量)はもう0ですよ!」

ナツ「あっ、終わったか?」

霧生「こっちは端から聞いてないですし」

佐多「まぁ、とにかくオレはあがりだな」

ナツ「んーよくわかんねぇけど、たぶんこれじゃ勝てねぇからパス」

霧生「僕もパスです
グレイさんは…」

グレイ「(チーン)」

霧生「あっ、まだ戻ってない…」

佐多「…(ペラッ)
あー…パスだな」

霧生「(微かに眉を顰めたような…なんのカードなのか気になる)
じゃあ、リスタートでナツさんお好きなのでってラス1ですか」

ナツ「おう!オレ2番!」

『悟空』

霧生「あっ、同じカード持ってたんですか」

佐多「やっぱりな」

霧生「んー…打開策が思いつかないです…パスで」

佐多「…瞬間移動使えるし逃げられないな、パス」

霧生「(逃げる?逃げ足が速いカードなのかな…)
えっ、これもしかして…」

ナツ「どうしたんだよ、おまえからだぞ?」

佐多「……」

霧生「(佐多さんの冷静な様子から、すでにバレてる『影武者』では確実に勝てない…)なら、こっちしかない!」

『炎上』

佐多「あがりだ」

『はぐれメタル』

佐多「炎で倒せてたらレベル上げに苦労しない」

霧生「あーー!やっぱりぃ!!」

ナツ「なかなか楽しかったな!
またやろうぜ!」

佐多「次は事前に連絡よこせ」

霧生「次は負けませんからね!」


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