リク小説 書く

□fast memory
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ミラ「あら それは大変ね」


ハッピーの話を聞いたミラジェーンが暴れるナツを抱き抱えた


ナツ「なっ!! くそっ なにしやがる おろせぇぇ!!」

ミラ「こんなんじゃ今まで通りハッピーと暮らすのは無理そうね
誰がこのナツをお世話する?」


この言葉に数人の目が光った



エルザ「それは勿論私だ
私がもう一度第2のイグニールとして教育してやる」


一番に名乗り出たエルザを見て震え上がるナツ


ナツ「いやだ!! 近寄るな!!」


見事な拒否反応だ
記憶になくても本能が危険を察知したのだろう


ルーシィ「じゃあ私……」

ナツ「やだ」

ルーシィ「ちょっと!! なんかある意味清々しいんだけど!!」


即効で断られたルーシィ



ざまぁみろ


グレイ「結局 俺しかいねぇじゃねーか」


ミラジェーンの腕の中からナツを抜き取りギルドを出る


ナツがなにやら騒いでるが気にしない










俺の家につきとりあえずナツをそのままの状態でベットに転がす


ナツ「テメェ こんなことしてただですむと思うなよ!!」


つり目を更に鋭くさせ睨む


煩いな 少し黙らせるか


暴れるナツの身体を布の上から片手で押さえつける


ナツ「ぐっ…はな……」

グレイ「うるさい 少し静かにしろよ」


ナツの目を見ていうと


ナツは暴れるのをやめ俺の目を見て呟いた


ナツ「……イグニール」

グレイ「?」


なぜそうなる



少し考えると



グレイ(そういえばナツが前に言ってたな)


お前のその獣の目 俺好きだ



グレイ(あれはイグニールに似てるから好きってことだったのか?)



まぁいいや 詳しくは元に戻ってから聞くとしよう



大人しくなったナツから手を離し離れる


グレイ「服探してくるから逃げるなよ?」


優しく言ってやるとナツは小さく頷いた








グレイ(頷いてたけど 今頃あいつ部屋からいなくなってたりして……)


小さい頃自分が着ていた服を見つけ手に持ち部屋に戻ると


予想に反してナツはベットの上で大人しく座っていた


グレイ「ちゃんと待ってたのか 偉いな」


頭を撫でてやると


ナツ「お前が待ってろって言ったんじゃねーか」


口を尖らせながら大人しく撫でられていた


グレイ(ん? 暴れなくなったな
さっきの目が効いたのか?)


理由はなんであれ嬉しいことだった








グレイ「よかった ピッタリだな」


ナツを他の部屋に押し込み着替えさせた


小さいナツとはいえ裸を見て理性を保つ自信がなかった


ナツ「いきなり部屋に押し込みやがって」


じゃっかんふてくされているナツは今 グレイの服に身を包んでいた


グレイ(ガキの頃 なんとなく体型が似てるなとは思っていたが…)


子供の頃の服はまだ数着あったので服に困ることはなさそうだ


グレイ「そうだナツ 腹減ってないか?」

ナツ「飯か!!」


瞳を輝かせるナツの顔は今も昔も変わらない可愛いものだった
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