リク小説 書く

□大事なのは…
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最近、ギルドでナツを見かける回数が減った

ナツがギルドに来ないわけではない
毎日のように朝早くから仕事に行き、夜遅くに帰ってくる

ほら今日も


ナツ「じっちゃん!! この依頼行ってくるから!!」

マカロフ「くれぐれも苦情がこんようにな」

ナツ「一応頑張るよ!!」


そう言って、あいつは今日も仕事に行った

そんなに無理して、疲労で倒れなければいいが…












その数日後

ナツ「じっちゃん!!これ行ってくる!!」


今日もナツは依頼書を片手に仕事に行こうとする
だが、今までと違うのは


マカロフ「ちょっと待つんじゃナツ」

ナツ「え?」


今まで引き留めることなく見送っていたマカロフがナツを呼んだ


マカロフ「ナツ、今日は仕事にいかず家で休んではどうだ」

ナツ「な…なんだよ急に」


突然の休めという言葉にナツは慌てる


ミラ「顔色が悪いわよ?」


そう言われたナツの顔は白を通り越して蒼白かった


ナツ「だっ、大丈夫だ!! 行ってくる!!」


ナツはまるで逃げ出すようにギルドから出ていった

遠くなっていく背中を見ながらマカロフは小さく溜め息をもらす


マカロフ「グレイ、ナツについていってくれんか」

グレイ「はぁ? なんでオレが」


いきなりの頼みに驚いて、つい拒否するようなことを言ってしまった


マカロフ「ここ最近のナツの様子がおかしいのは知っておるじゃろ?
あのナツを支えられるのはグレイしかおらん」


そこまで言われたら断れるはずがない
元より、断るつもりはないのだが


グレイ「わかったよ」


オレは席をたつと、ナツの後を追いかけた
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