リク小説 書く
□yoursmile
1ページ/13ページ
「おはようグレイ」
家を出て学校へ向かってる最中、後ろから自転車のベルの音と共に聞き慣れた声がしたため後ろを振り返ると、予想通り見知った顔がいた
グレイ「おはよう、ロキ」
ロキ「今日から僕らも大学3年かぁ…今年も沢山合コンするつもりだからグレイも参加してくれよ?」
グレイ「ロキ……そんなんだから彼女できてもすぐフラれるんだよ…」
ロキとは高校からの仲で、なんの偶然か進路が重なり、今は妖精大学の3年生
オレは制服とかそういうキッチリした物が好きではないので私服での登校OKなここにした
だが、オレの予想だとロキは女目当てだ
妖精大学に通う女性も、講師の女性もかなり美人揃いだという噂
まぁ、オレはそういうのに興味はないのだが
ロキ「相変わらず合コンとかに興味なさそうだね
せっかくの大学生活なんだから楽しまなきゃ損だよ」
グレイ「別に合コンだけが楽しみじゃねぇだろ
それに……オレはもう合コンには参加しないって決めたんだ」
合コンにまったく興味がないというわけでもなかったので1度だけ、ロキに人数が足りないからとしつこく誘われ渋々行ったことがあるのだが…
その時参加していた女性の1人がオレをやけに気に入ったらしく、LINEの交換やら電話番号を教えてなどしつこく絡まれ、オレは2度と参加しないと心に誓った
オレはしつこい奴は嫌いなんだよ
ロキ「グレイって女の子に結構人気なんだけどなー、なんでグレイは女の子に興味がないのかな
あっ、もしかして女の子よりも男の子が好きとか!」
グレイ「女の子に受けのいいその顔を殴られたくなければ今すぐ黙って貰えますか?」
ロキ「ぐ、グレイ……口調は丁寧なのに内容は怖いし目が笑ってないよ!冗談にきまってるじゃないか!」
誰がホモだよ、冗談にも程がある
なんて会話をしていると大学に着き、ロキと別れて教室に向かうのだった