おまけ小説
□LADY FIGHT!!
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ガタンゴトンガタンゴトン
少し不規則だがほぼ規則正しく車内に響く列車独特の音
その音を聴き揺られながら窓から見える景色を楽しんだり友達や家族と和気あいあいと話しながら目的地に向かうのが大体の乗客の過ごし方だろう
そう、あくまで大体の人間はという話であってそんな過ごし方がしたくても出来ない人間だっている
ナツ「うっ…ぷっ……ぎぼじわりぃ…」
グレイ「んなことわかってるって
だからこそ乗ったんだろうが」
いつもなら一般車両に乗っているのだが、今日2人が乗っているのは車両の中が個室でわけられている特別車両
一般車両に比べ値段は倍以上かかるのだが、今日はとある目的のために来たのだ
いつからそんなことを考えていたのかなんて忘れた
乗り物に乗ってる時にそう思ったのか、なにかの番組を見た時にそう思ったのかもしくはそれ以外…
まぁそんなことはどうでもいい
今説明しなくてはいけないのは『何』をしたいのか
隠さずに言おう
オレ、グレイ・フルバスターは恋人であるナツと車内セックスというものをしたいんだ!
止まってる車でじゃない、動いた乗り物に乗りながら行為をし、乗り物が大きく揺れた反動でいつもは入らない所まで入ってしまい『ふかっ、あぁぁぁ!!』っとかナツに喘がせたいんだ
っと…鼻血が…
だが、問題が1つ…ではないかもしれないが他が思いつかないほど大きな問題がある
それを知らぬ者などいないコレ、ナツの酷すぎる乗り物酔いだ
どんな乗り物であろうと例外無く少しでも動けばくるコレの攻略の難易度は身にしみるほど知ってる
どれだけ付き合いが長いと思ってんだ
だが、わかっていても内に芽生えてしまったこの情欲は抑えられない
ってか、これのせいで行きたいデートスポットにも行けねーし
ということで、オレは自分の欲望を叶えるためにこの最大の敵の攻略をすることに決めたのだった
Until the day when I meet again.