泡沫夢幻

□第三訓
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すくすく成長し、5歳になった私です

体も少し丈夫になり、今では普通に出歩けるようになりました

家ではできる範囲で手伝いをしています
そのおかげか前よりも家事の腕があがった


団子屋ではもう普通に接客してお会計してとバイト見たくやってます


「姉上、行ってきます」


「気をつけるのよ」


「はい」


そして手伝いをした後は日課となっている団子屋にバイトに出かける


いつも歩いている道を歩いていると前に自分より少し年が高い子たちが遊んでいるのが見えた

私はなるべく目を合わせないように顔を伏せて歩く


「あっ!男女だ!」


遊んでいたこのうちの一人がそういった瞬間私はビクッとなった


「(めんどくさ)」


遊んでいた子たちはこちらを向いた


「あ、ほんとだ!」


「なんでお前がここにいるんだよ」


そういいながらガキ大将みたいなやつが私に殴り掛かってくる



所謂いじめだ


私はそのまま殴られ地面に倒れた


「うわっ、よっわ〜」


「しょうがねーよ。だってこいつ“病弱”なんだからさ」


「そうそう。こいつ自分の姉貴に守ってもらわねーとダメなやつなんだよ」


殴り返そーにも代えせない

別に殴り掛かってもいいんだがこいつらは親という名のモンスターを召還してくるので結局こちらが謝らなければならなくなる

なんともめんどくさい


なのでどこかへ行くまで耐える


何か言っているが右から左に流す


「おい、聞いてるのか」


聞いていません


答えずにいたらまた殴り掛かって来た

今の私の表情は自分でもわかるぐらい無表情だ

その眼には何も映っていない

二度目の人生の時のことがあってから私はいじめや戦いがあるとなぜか表情が無になる

これでも改善された方だ


やがて面白くなくなったのか子供たちはどこかに行った


とりあえず団子屋のおばちゃんにはこけたって言えばいいかな

でも姉上にはばれるよな・・・


姉上になんて言おう
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