泡沫夢幻

□第四訓
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またまたあれから時が経ち今は地面に絵を描いている


「よし、影もつけてっと、できた!」


地面には犬の絵が描いてある
結構リアルだ


「おい、坊主。こんな所で何してるんだ?」


「何って絵を描いているに決まってるじゃないですかィ。見てわかりやせん?」


そう言って顔を上げるとゴリラみたいな人がいた


「(この人ってもしかして近藤さん?)」


「おお、結構リアルな絵だな!」


「自分でも思っていやした」


気に入らないところを書き直しながら話す


「ところで、坊主一人か?」


「人攫いならお断りします」


「違う違う違う!!友達とかいねぇのか?」


「いやせんよ」


「そうか・・・だったら家の剣道場に来るか?」


「・・・剣道場?」


「ああ!」


そう言うと近藤さんはニカっと笑った


剣道場か・・・
もっと強くなるために行ったほうがいいかな
原作でも行っていたはずだし

最近原作の内容があまり思い出せなくなっている
主要人物とはぎりぎり覚えてはいるが内容がなかなか思い出せない
と言っても最後に原作を見たのは何年も前だ
主要人物を覚えているだけすごいと思う


「じゃあ、今から家に来ますかィ?姉上に紹介したいですし、剣道場について話したいですしねィ」


「ああ、わかった。ところで坊主名前は?」


「そういうのは自分から言うもんじゃないんですかィ?」


「それもそうか!俺は近藤勲。よろしく!」


「俺ァ沖田総悟でさァ」


自己紹介をした後二人で私の家に向かった














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「姉上、ただいま帰りました」


「お帰りなさい。そーちゃん。そちらの方は?」


「初めまして、近藤勲と言います。剣道場をやっています」


「初めまして、沖田ミツバです。あの、剣道場って?」


剣道場という言葉に首を傾げた姉上に説明をした


「そーちゃん、あなた強くなりたいの?」


「はい。大切なものを守るため、強くなりたいです」


「・・・わかったわ、自分の好きなようにやりなさい。そのかわり頑張るのよ?」


「はい!」


そうして私は次の日から近藤さんの道場へ行くことになった


団子屋のバイトはなんとかなるでしょ


2015/6/5 《修正》
 

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